保険治療の対象となる症状について説明します。
接骨院で健康保険が適用されるのは、負傷原因が急性または亜急性(急性に準ずる)の外傷性の負傷に限られます。具体的には、骨折・不全骨折・脱臼・捻挫、打撲、挫傷などが該当します。
保険が適用される場合でも、次のような点に注意が必要です。
- 骨折や脱臼の場合は、応急手当の際に保険が適用されますが、応急手当のあとにも接骨院で施術を受ける場合は医師の同意が必要です。
- 病院や医院などで医師の治療を受けているにもかかわらず、同じ疾病について同時に接骨院で施術を受ける場合も保険は適用されません。
- 同一箇所の施術は最長で原則3ヶ月~6ヶ月程度になります。3ヶ月経つと長期にわたり施術をしている適切な理由が必要になります。
健康保険が適用された場合、施術費用のうちの何割かを患者さんが負担します。一般的には3割を負担しますが、年齢や所得によっては1割負担・2割負担というケースもあります。
交通事故のケガは「自賠責保険」、仕事に関連するケガは「労災保険」も利用できます。