
みなさんは捻挫をしたことがありますか?
バスケやバレーで相手の足を踏んでしまった、サッカーで相手選手を接触したときにひねった、階段で踏み外して捻った、何もないところで躓いた、カーッペットの少しの段差につっかかってひねる。
足首をひねるだけでたくさんの受傷原因があります。
捻挫は対処を間違えると一生残るケガになります。
痛みが残る原因とは。
1. 適切な初期処置ができていなかった
- 捻挫は、受傷直後の「RICE処置」(Rest=安静、Ice=冷却、Compression=圧迫、Elevation=挙上)が超重要。
- これができていないと、炎症や腫れが長引き、回復が遅くなります。
2.安静にしていない
- 日常生活の中で、つい痛い側の足に体重をかけたり、無理して歩いたりすると治りが悪くなります。
- 特に階段や坂道、立ち仕事が多いと、悪化することも。
3. 靭帯が部分的に損傷したまま(慢性化)
- 捻挫は「靭帯の損傷」ですが、完全に切れていない場合でも微細な断裂が治りきらず、慢性捻挫になることがあります。
- 特に足首の外側の靭帯(前距腓靱帯)がよくやられます。
4. 関節が不安定になっている
- 捻挫を何度も繰り返すと、足首の「ぐらつき」が残りやすく、いつまでも違和感が続く原因になります。
5. リハビリ不足(筋力・バランスの低下)
- 痛みが引いても、リハビリ(ストレッチや筋トレ、バランストレーニング)をしないと、関節が弱いまま。
- その結果、再発しやすくなる → さらに治らないという悪循環に。
6. 別の病気やけがが隠れている
- 実は「捻挫じゃなかった」ケースもあります。
- 骨折(とくに剥離骨折)や、腱の損傷。
- 関節ねずみ(骨や軟骨のかけらが関節に残っている)など。